GOEN 近況

東京藝術大学×東京都美術館連携プロジェクトとは別に、京都造形芸術大学で空間演出デザインやってます。

空間演出デザインというとインテリアコーディネートや内装デザインを思い浮かべられることが多いのですが、それだけではありません。

ヒト モノ コト に関わる空間すべてをデザインしています。



社会の様々な課題解決を提案し社会をよくするための「ソーシャルデザイン」を学びます。

履修内容にはプロダクトやコンセプトショップのデザインがあり、そのすべてにはヒトをもてなす、誰かのための行為であることを前提にしています。

手法は様々で、プロダクトや建築系のデザインの他にプロジェクト、ワークショップ、コミュニティ、など仕組みのデザインや、コミュニケーションツール、ファッション、グラフィック、映像、画像においてその空間を創ったりします。



このことを踏まえ、私はヒトがアートに触れ合う空間、アートや作家の社会的役割を発信する空間をデザインしていて、これからもそれについて深く考え追求していくことに至りました。



誰かのためだけじゃなく、自分のためでもあり、自分の好きなことも一緒にやる生き方をしたいのが本音でもあります。





さて、卒業制作として、知的障がいをもつアーティストと地域のコミュニケーションを生むミュージアムのディレクション&地域密着型移動式ミュージアムを絶賛制作中です。


これは私一人では絶対完結することができない企画で、非常に多くのご縁が重なって進行しています。


アーティストご本人とそのご家族、アーティストの作品管理と支援をしている一般社団法人様、プロジェクトの方針指導をして下さる大学先鋭の諸先生方、ミュージアム開催場所を提供して下さる自治体、ミュージアム施工にご協力いただく家具職人さん、応援とアドバイスをくれる友人と家族、プロジェクトが進行すればするだけたくさんの縁が重なっていきます。


無縁だった縁がこの企画をきっかけに重なり拡大する感覚を実感するのは初めてで、それは何とも言えない感覚です。


社会性が強ければ強いほど、新しければ新しいほどヒトや組織との摩擦も増えていくと言われます。
様々な考え方やベーシックレベルが存在しているからです。

その度問題と迷いにぶつかりますが、それも含めて愉しめる精神力と多様性を受け入れる器を持つことがこれからは必要になってきます。

本日、某自治体の観光プロモーション担当課と道路交通管理課でミュージアム開催にあたり諸々ご相談と打ち合わせをさせていただきました。

初対面の人への企画説明も数をこなす内に自分の中で整理ができ、口下手な自分にとってはトレーニングにもなります。



午後は引き続き、フィールドワークと都内に戻ってリアカー改造のために工場見学でした。



これからもう少し縁の輪を拡げていくつもりです。

以上、近況報告です。

Sunny Art Coop

「アートと人をつなげながら、暮らしを良く」するSunny Art Coop のホームページです。

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